5月16日の日記

みそ汁は日本人のソウルフードだ。

最近、テレビで「海外にいると食べたくなる日本の食事は？」という質問をちらほら見かける。
ある番組では羊羹、ラーメン、納豆の名前があがっていた。
その他にも寿司、カレー、みそ汁、おにぎり、漬け物などなど。
カレー、ラーメンは本当に凄い。確かに日本の味だ。
外国から帰ってくると刺身が食べたくなる人は多いと思うし、寿司などは刺身と米の相乗効果の産物として大変な存在だ（酢の力も偉大だ）。
おにぎりについては結構海外のコンビニで食べられたりするのでランキング的には低いみたいだ。
漬け物は作ろうと思えば海外でも作ることができそうだけれど、ぬか漬け、梅干しなどは難しいかもしれない。

海外で暮らしているとみんなソウルフードとでもいうか、各々いろいろあるだろうが、大きく見れば上記のようなものたちがメジャーだろう。
そんな中、みそ汁は軽く見られがちでインスタントで満足されていないだろうか。
食べたくなるからインスタントを持っていく…確かに正解だ。インスタントみそ汁もおいしい。
しかし！ここで声を大にして言いたい！
本当においしいみそ汁を食べたくないか！
みそ汁こそ魂の日本食ではないのか！
そういえばうな丼って、焼き魚（それもウナギ！）、醤油ダレ、米、丼と完璧な日本食だ！って、話はみそ汁なんだけれども、現代人は感動するようなみそ汁を食べなければならない！
ボクは昔の職場で上司に連れていかれたカツ丼屋のみそ汁が理想のみそ汁なのだけれども、そこでしか食べられないと思っていたものが最近、どこかで食べることができた（一歩足りない気はしたけれど）。
忘れてしまってくやしいのだけれどどこかで食べることができた。あ！そうだ京都の信三郎帆布の近くの定食屋（安いのにボリュームがあって美味しくて、観光向けじゃないから空いていてお勧め）だ。
あまり外食しないボクの口に入るのだから料理屋さんのみそ汁というのは結構な確率で美味しいのかもしれない。
料理屋さんなのだから美味しいのは当たり前なのだけれど、それを自宅でも食べたいではないか。
我が家は煮干しで出汁をとりみそ汁を作るのだけれど、大変美味い。
この前「出汁の素」との違いがほとんど無いことにびっくり（出汁の素は凄い）したことは言わないけれど、やはり出汁はきちんととる方が美味いと思う。
そして理想のみそ汁に近付ける努力も必要と感じる。
出汁の素と良い勝負をしているさらに上をいかなければならない。

はたしてどうやったら良いのだろうか研究中。
昆布出汁をプラスしてみるのがひとつ、干し椎茸を使ってみるのがひとつ、それらで駄目だったら鰹節かな。
二番出汁の取り方でコトコトと出汁をとってみるのも良いかもしれない。
もしも、これらの中から理想のみそ汁の味が作り出せたら、あー幸せだ。

そんなみそ汁を飲んで育ったなら、海外でみそ汁が一番恋しい食べ物になるはずだ。
ダラダラと書いてきてしまったが、美味しいみそ汁を食べることができていればそれはラーメンなどを凌ぐ魂の日本食となるのだ！！
と、言いたい。