葬式に出席するため田舎に帰っていた。
やはり田舎だと夏が夏で気持ちいい。
からりとして暑いのだけれどもさっぱりとした風の流れる町。
もりもりとした緑濃い山々、雄大に曲線を描く川。
蝉の鳴き声、いろいろな虫の鳴き声、
夜の網戸にへばりつくカナブン。
どこを見てもカナブン。
部屋の中にもカナブン。
夏バテのレトリバー。
風通しの良い広い畳の間。
そしてなにより辺り一面の田んぼ。

田舎の夜は暗い。
暗いというよりも濃い。
黒さが濃い。
なにせ光が少ないものだから恐いくらい真っ暗。
だけれど、ぱっと見上げればすんばらしい星空。
…曇りだった。
機械的なうるささもなく、虫の音が聞こえるだけ。
アスファルトの上に寝っころがりたくなるようなそういう感じ。

コメント

りくどう
2006年7月18日20:55

実家に帰りたい・・・
良い年して、ホームシックですわ。

今まで、季節の移り変わりを鼻で感じていたのに、
都会に越したら、季節の匂いが無いのです。
それだけが、不満。

うめぼし@塩分控えめ
うめぼし@塩分控えめ
2006年7月18日21:26

そうそう。
便利で良いのだけれど、季節の匂いがない。
でも年とると都会の方が便利だから田舎にはよけいに帰れなくなるのかな。
だんだん田舎の居場所も無くなっていってさ。

…鬼虫?

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