7月7日の日記

2006年7月7日 生活
同僚の中国人が今回の北朝鮮のミサイル発射を気にしている。

「なんか北朝鮮、ミサイル撃つ準備してるんだって?
自衛隊はテポドンを迎撃できないって言ってるけれど大丈夫なの?」

「いやまあ、迎撃できないんだろうね。アメリカから迎撃ミサイル撃っても間に合わんだろうし。」

「それマズんじゃないの。でも、アメリカの空母とかがスタンバイしてるんだよね。」

「あ、そうなの?んじゃどうにかなるのかな。僕らのとこに打ち込んできたりしてね。第二の都市だし。」

「えー、それ困るよ。どうすんの?
でも、それじゃ横浜辺りなんじゃないの。テロだったらまず東京だよ。
でもどうしようかな。少し日本離れてた方がいいのかな。
核ミサイルなの?」

「核ミサイルかな?核弾頭を搭載できるんじゃないかな。
核乗せてたら核ミサイル、乗せてなけりゃ普通のミサイル。
まあ撃たれたら、アッていう間なんだろうねぇ。」

「大変だ、っていう評論家と別にたいしたことないって評論家がいるけれど、どうなの。」

「撃たれたら大変だし、撃たれなかったら大変じゃないよね。」

「えー、なんかあきらめてるなぁ。日本人あきらめ早いよ。」

「う〜ん、農耕民族だし、自然災害へのあきらめって習慣はあるかもねぇ。
ってことはテポドンは自然災害かぁ。」

「しばらく日本離れるよ、ほんとに。」

何とはなしに外国人と話していると、日本人としての鈍さから目を覚まさせられるときがある。
確かに、まじで撃ってくるかもしれないのだよね。
でも聞くところによると、核実験もしていない国に核ミサイルが撃てるわけがないだとか、
そんな高度な技術持ってないだとか、命中精度が云々だとか、
核を作り出せてないだとか、
上や横はロシアや中国だから撃つところが日本海しかなくて、適当に撃ってるんだとか、
安心させてくれる話はそこかしこに出回っている。
それでも恐いものは恐いよね。

それにしても外国人の感覚で見ている情勢って面白いよね。
中には日本は核ミサイルを絶対に隠しているとか言うやつもいて、
いや、そんなことはないと思うと反論しても、
これだけ原子力発電所を持っている国を信用できるかっ!と言っていた。
…種子島のロケットなんてよく失敗してるじゃん。そんなもんよ。

【テポドン】
大浦洞。北朝鮮東部の地名。ミサイル発射基地がある。
そこから発射されるミサイル達がテポドンシリーズ(アメリカが付けた呼称)と呼ばれる。

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