7月2日の日記

2006年7月2日 読書
疲れた疲れた。
日曜日に仕事しに行っちゃったよ。
こんな真面目じゃないんだけどなぁ。ほんとは。
それにしても疲れたなぁ…とか言いつつ「グイン・サーガ」買ってきてしまった。
1巻は見つけられなくて2巻。「荒野の戦士」。
自国を滅ぼされた双子の王子と王女、
記憶喪失の無敵の豹頭超人、
軽薄だけれど頼りになる傭兵、
蛮族の娘、
それらが捕われていた城が蛮族の大攻勢により陥落。
その機に乗じて脱出した彼等は…

って、やっぱり面白いな。
なんか真面目な感じで好きだな。
確かにこのころから大叙事詩的な物語を予感させる。
だってねぇ、
このころは仲間うちの憎めない問題児だった品性下劣な「紅の傭兵」イシュトバーンが、
まさか王様になってしまったり、
豹頭のグインまで王になって、
2人が敵対するようになったりするんだからなぁ。

そうそう、僕の場合麻痺してしまってわからないのだけれど、
初めてのファンタジー小説を読みはじめた時に、
名前とか地名とかに違和感を感じるものがよくあるのだけれど、
この「グイン・サーガ」はそのあたりうまくバランスとっているような気がする。
名前とか地名とかかっこよく作り過ぎると舞台の上で自分の世界にひたりきってる独りよがりな物語になっちゃうよね。
名前や地名などはありきたりだけれど、どっしりとして、
受け入れやすいものが良い。
悪いものとして、例えば、
「サラン・ラル・マックルの世界の中心に位置するフェルメロルの樹からでるというシャメテーゼを求めて、
シェードとその仲間たちはグラル・ガ・ゾッドの街をあとにしたのであった。
ガイガールの大魔導師メロンボ・サルボックが求めるシャメテーゼとは…」
…あー?巧くないか?悪い例(適当に作った)なんだけれどね。いまいちピンとこないな。
つまりはかっこつけな文章ね。歯が浮くようで、意味もよく分からん感じ。
分かってくれるかな。
あ、そうか、臨場感溢れる情景の表現や、とるにたらないけれど、
あったほうがよりリアルな雰囲気をかもし出すアクシデント的場面、
詳し過ぎず、ほどほどな主人公らのいる世界の情報などが足りないのだね、薄い小説って。
あーそうだそうだ。発見発見。なるほどな。
んで、たぶん栗本さんの本にはそういうのが十分にちりばめられているのだと思う。

よーし、こんな感じで夢の世界へ逃避だ!
逃避逃避!

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