1月17日の日記

2006年1月17日 読書
十八史略に出てくる話。
殷の紂王が象牙の箸を作らせたのを見て、叔父の其子が
「いづれ王は箸に合わせて宝玉の杯を使うようになるだろう。
そうなれば食事も質素なものでは満足できなくなる。
衣服や屋敷にも贅をほどこすようになり、
天下の富を集めても足りなくなるであろう。」
と、予言した。
あとはご存じの人もいるだろう、
酒池肉林、贅の限りを尽くした紂王は政治をないがしろにし、
民を苦しめ、ついに殷は滅ぼされてしまう。

…なんて話を高級なブランドを身にまとった人達を見ていて思い出す。

高級なバック、高級な服、靴。
例えば雨の日にそれらを汚さない為には外に持ち出さないようにするか、
徒歩数分のもより駅に行くにもタクシーに乗るなんて事になる。
そんな事を自慢げに語る人もいるが。
だんだん深みにはまり、生活レベルを下げられなくなった人々は
少しの金銭的不満さえも夫婦間のトラブルなどに発展させてしまうのだ。
などと、貧乏人のひがみとしか思われない事を考えたりする。

まあ、そんな事は他人事だからどうでもいいのだ。

字を書くのに参考になるすばらしい本を見つけた。
読みながら落書き感覚で字を書く。楽しい。

●これだけ知れば字は必ずうまくなる/山下静雨
わかりやすく、字を綺麗に見せるテクニックを紹介している。
僕のようにテレビを見ながら落書き感覚で字を書いてるような人間には非常に有用。
たまにあるのだよね、
この字がどうしても見た目綺麗じゃないなー、
どうしてかなー?
なんて事が。
そういう状況に便利。

●つづけ字の知識と書き方/駒井鵞静
社会に出てから使うようになる字、つまり行書の本。
草書は読めない人には読めないから、かっこいいけど一般には不適合。
楷書でもいいけれど、めんどくさい。
そんなわけで行書。
行書を書くには正しい筆順を知らなければならない。
そもそも筆順は行書の為にあるようなもので、
確かに、楷書で筆順といわれても繋げる線などないから、
どこから書いても後から見たら筆順を知る事はできないものね。
でも社会にでてから使う行書では筆順は見てとられてしまうもの。
だから楷書を習ううちから将来のため筆順を知っておかなければならない。
読んでいると筆順を間違って覚えていた字の多い事に驚く。
そして、正しい筆順で字を書いた時の字の出来映えで筆順の大切さを認識する。

「字」を勉強するのはすこぶる楽しい。
こんな趣味ができてしまうとは思ってもみなかった。
だって、子供の頃から習字もろくにやらなかった人間だからな。

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