図書館へ行く。
いかんな。このところ読書の内容が薄い。
じっくりとこむずかしい本(あくまでも僕の低次元の中でね)を読んでない。
まあ、いいか。
●サライ・もうひとつの旬・極上食材図鑑/小学館
●サライ・もうひとつの旬・長寿の国日本の伝統食/小学館
●ふるさとの家庭料理・第16巻・味噌豆腐納豆/農文協編
●森の母バオバブの危機/湯浅浩史
●ダーク・ネイチャー/ライアル・ワトソン
サライ…ふるさとの家庭料理までの3点は美味しそうだから借りた。
森の母バオバブの危機は、中に載っているバオバブの写真が目当て。
だってこんな樹、見た事無い。見たい。
たまたま目に付いたマダガスカルのバオバブなんて胴回り20メートルで、
人間が冷蔵庫の横の500mlペットボトルって感じだ。
ダーク・ネイチャーはこれからじっくりと読む(僕の中ではしんどいレベル)。
ダークってだけに「悪」をテーマに自然界について書かれているみたい。
だいたい450ページの本。わくわくする。
ライアルさんは1939年生まれ。
動物行動学の博士号から、植物学・地学・物理学・心理学、海洋生物学、
そのたもろもろの学位をとってる勉強好きな人みたい。
(あーこういう人に惹かれつつ劣等感も感じるんだよなー…ちぇっ)
動植物界・人間界における超常現象を収集し「超自然学」なるものの確立を
目指している。
じっくり本読まなきゃなーなんて言いつつ、漫画にもどっぷりとハマる。
●新撰組異聞・無頼1〜3/岩崎陽子
文庫で安かったから買ってしまった。
王都妖奇譚(陰陽師もの)を描てたひと。
女性漫画家だけどシャープかつ力強いタッチで見やすいな。
内容も新撰組っていう男臭さを少しは残しつつ洗練されてて良い。
なんかこう、良い事言うねぇってところも有り。
・斉藤一(主人公)が沖田総司と微妙に険悪になったとき、
沖田が斉藤に喧嘩をふっかけ、ひと段落してあやまってきた斉藤に言った
沖田の台詞
「喧嘩を買ってくれないとなると本格的に脈なしだからねぇ」
「つっかかってくれりゃよかったんだよ最初から」
「あんた…一人で傷付いて、一人で怒ってたから
こっちも一人で途方に暮れちまった。
……あげく、一人で納得してあやまられちゃ
こっちは言い訳のヒマも、あやまるヒマもありゃしないよ」
くぅ、なんかわかる気がするぞ沖田。うんうん。
あとね、新撰組のなかでもやんちゃな設定の原田が斉藤から、なぜ
試衛館にいるのか聞かれた時の原田の台詞、
「俺みたいな無頼者には居心地のいい道場だったのさ」
それを受けて斉藤が
「…山南さんや藤堂さんも無頼かい?」
「頑固なまでの常識人ってのはもはや非常識なんだよ!
どれだけまっとうなつもりでも”普通”ってワクから外れてりゃ
はみ出し者の立派な無頼漢だ」
良い事言うねぇー。
新撰組っていう使い古されたストーリーを原作無しで自分の漫画として
描いてくのは凄く疲れただろうな。
まだ最初の方しか読んでないからこれからどうなるのか知っててもワクワク。
追記:良い大学だとかエリートだとか、学歴だけではなく、
地位や財産、社会人として揺らぎない根っこを持った人間にははなはだコンプレックスを感じる。
正直、卑屈なタイプの人間だ。
ただ、コンプレックスをはねのけて向上心を持って前に進むという作業からは
ちょこちょこっと逃げている。
はたして逃げているという表現が正しいのかもわからず、その自分の思考、
行動を享受し、たいした不満も持たず日々を淡々と過ごしている。
たまに「ムカッ」とする感覚や「あ、良いなー」という感情。
ささやかな感情の起伏はシュルシュルと流れて行く。
それを深く追求し、沸々と何かを燃え立たせるような事はなく、
どちらかといえばボケッとしている。
幸せを比べる事や計る事が出来ないように、人間としての価値などというものは
他人から評価を得るものでもなく、自己満足の世界ではなかろうか。
ある日ある時、ある瞬間、それを認識するのはオノレのみ。
臨終の床の上かもしれないが。
いかんな。このところ読書の内容が薄い。
じっくりとこむずかしい本(あくまでも僕の低次元の中でね)を読んでない。
まあ、いいか。
●サライ・もうひとつの旬・極上食材図鑑/小学館
●サライ・もうひとつの旬・長寿の国日本の伝統食/小学館
●ふるさとの家庭料理・第16巻・味噌豆腐納豆/農文協編
●森の母バオバブの危機/湯浅浩史
●ダーク・ネイチャー/ライアル・ワトソン
サライ…ふるさとの家庭料理までの3点は美味しそうだから借りた。
森の母バオバブの危機は、中に載っているバオバブの写真が目当て。
だってこんな樹、見た事無い。見たい。
たまたま目に付いたマダガスカルのバオバブなんて胴回り20メートルで、
人間が冷蔵庫の横の500mlペットボトルって感じだ。
ダーク・ネイチャーはこれからじっくりと読む(僕の中ではしんどいレベル)。
ダークってだけに「悪」をテーマに自然界について書かれているみたい。
だいたい450ページの本。わくわくする。
ライアルさんは1939年生まれ。
動物行動学の博士号から、植物学・地学・物理学・心理学、海洋生物学、
そのたもろもろの学位をとってる勉強好きな人みたい。
(あーこういう人に惹かれつつ劣等感も感じるんだよなー…ちぇっ)
動植物界・人間界における超常現象を収集し「超自然学」なるものの確立を
目指している。
じっくり本読まなきゃなーなんて言いつつ、漫画にもどっぷりとハマる。
●新撰組異聞・無頼1〜3/岩崎陽子
文庫で安かったから買ってしまった。
王都妖奇譚(陰陽師もの)を描てたひと。
女性漫画家だけどシャープかつ力強いタッチで見やすいな。
内容も新撰組っていう男臭さを少しは残しつつ洗練されてて良い。
なんかこう、良い事言うねぇってところも有り。
・斉藤一(主人公)が沖田総司と微妙に険悪になったとき、
沖田が斉藤に喧嘩をふっかけ、ひと段落してあやまってきた斉藤に言った
沖田の台詞
「喧嘩を買ってくれないとなると本格的に脈なしだからねぇ」
「つっかかってくれりゃよかったんだよ最初から」
「あんた…一人で傷付いて、一人で怒ってたから
こっちも一人で途方に暮れちまった。
……あげく、一人で納得してあやまられちゃ
こっちは言い訳のヒマも、あやまるヒマもありゃしないよ」
くぅ、なんかわかる気がするぞ沖田。うんうん。
あとね、新撰組のなかでもやんちゃな設定の原田が斉藤から、なぜ
試衛館にいるのか聞かれた時の原田の台詞、
「俺みたいな無頼者には居心地のいい道場だったのさ」
それを受けて斉藤が
「…山南さんや藤堂さんも無頼かい?」
「頑固なまでの常識人ってのはもはや非常識なんだよ!
どれだけまっとうなつもりでも”普通”ってワクから外れてりゃ
はみ出し者の立派な無頼漢だ」
良い事言うねぇー。
新撰組っていう使い古されたストーリーを原作無しで自分の漫画として
描いてくのは凄く疲れただろうな。
まだ最初の方しか読んでないからこれからどうなるのか知っててもワクワク。
追記:良い大学だとかエリートだとか、学歴だけではなく、
地位や財産、社会人として揺らぎない根っこを持った人間にははなはだコンプレックスを感じる。
正直、卑屈なタイプの人間だ。
ただ、コンプレックスをはねのけて向上心を持って前に進むという作業からは
ちょこちょこっと逃げている。
はたして逃げているという表現が正しいのかもわからず、その自分の思考、
行動を享受し、たいした不満も持たず日々を淡々と過ごしている。
たまに「ムカッ」とする感覚や「あ、良いなー」という感情。
ささやかな感情の起伏はシュルシュルと流れて行く。
それを深く追求し、沸々と何かを燃え立たせるような事はなく、
どちらかといえばボケッとしている。
幸せを比べる事や計る事が出来ないように、人間としての価値などというものは
他人から評価を得るものでもなく、自己満足の世界ではなかろうか。
ある日ある時、ある瞬間、それを認識するのはオノレのみ。
臨終の床の上かもしれないが。
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