9月14日の日記

多くの作家達が「食」について自分なりのこだわりをみせている。
作家に限らず、「食」というものは場合によっては僕達に多大な刺激をもたらし、
その執筆活動や生活に活力をあたえている。

なんて、あんまり意味はないけれどね。
今日の料理があまりにもカルチャーショックだったもので。

一時期、ベトナムの生春巻きが流行ったが
外食をする事は皆無に等しい我が家では、
家で作れないものは我慢する、という暗黙の了解があった（？）。
だから生春巻きもナンプラーだのなんだのと用意が複雑な気がして避けていたのだ。
しかし今回、初挑戦してみた。
ライスペーパーなどというものをわざわざ用意して
野菜やなんやあっさりしたものを巻いて食べて、
はたしてそんなに美味いものかなと以前から疑問に思っていた。
一応ライスペーパーだけは買ってきて、作業突入。
…終了。
試食、う、美味いっ！！
適当なものを巻いてみたのだが、なんだこの美味さは。
たいていの料理は作る過程においてだいたいの味がわかり、
見た目でまあこんな味だろうと判断できるものだが、
生春巻き恐るべし！
野菜とかを巻いた味、と思って食べたら
なぁんということでしょう〜
うーん、複雑極まるハーモニー。
こりゃー流行るわけだ。
でも、店で買ってきたモノなんかはこんなにショッキングに
美味しいとは思わなかったぞ。
あ！手巻き寿司の美味さだなこれは。
それとライスペーパー。これもうベトナム人に感謝。
手巻きと比べれば安くて美味しくて、我が家のメニューが1品増えた。
※ちなみに材料はカニカマ、豆苗、かいわれ、鶏ひき肉、ビーフン。

あと、これもまた初挑戦でニョッキ。
茹でたジャガイモを潰したものに強力粉を混ぜ、
すいとんのようなものをつくる。
ソースはトマトではありきたりだったのでブルーチーズにしてみた。

追記：本格的に食べる時間帯まで置いてたのだが、生春巻きはどうも包んでから
すぐ食べる方が良いみたい。
まずくなった。
店で買ってきたような水分を感じる味になってしまった。
それぞれの具が水分を自分の中に閉じ込めている時が美味しいみたいだ。
ニョッキはつなぎの粉を少なめにしたのでホロホロ。
味はこってりし過ぎたかな。主食としては無理。
米だねやっぱり。米命。