5月10日の日記

パリッとスーツを着てネクタイを締めたサラリーマンになり、半年がたとうとしている。
でかいクライアントが得意先のために苦労も多い。さらに、そのクライアントの担当を一任される事になりそうだ。
昔（これまでの職業）から、前任の人間がいなくなった等で重要なポストが転がり込んでくる事がよくある。実力でそこまでたどり着いてるわけではないので大変厳しい。責任をしょいこむのは苦手で、どんなに給料がよくても今までならそれから逃げて来たが、今回は少しふんばってみようかな（少しだけね）。
前向きに数年勉強させてもらうかな。実力がついた時点でまた考える事もあるだろう。

ところで、今さらながら残業代が付く事になった。
おいおい、残業代なんか付けてたら潰れちゃうぞ！
給料が1.5倍くらいになってしまう。うれしいけれど、どうも怪しい。
ボーナスがなくならないと良いけどな。
ちなみにサービス残業は犯罪行為として、会社側（事業主等）は懲役6か月以内または30万円以下の罰金になる。

あ！でもあれか、営業手当とかわけのわからん手当をもらっている人なんかは、それがなくなり、残業代になるのかな？
ははぁ〜ん、このあたりがどうも臭いな。それでもかなりのアップ率だけどね。
ま、いちサラリーマンとしてはお金さえいっぱいくれれば頑張りますから。

「骨董屋ピンクス」を読み終え、次はピーター・メイルの「贅沢な仕事」を読みつつ、電車の中では伊藤ふさ子女史の「モスクワに乾杯」を読んでいる。
「モスクワに乾杯」は1992年の頃の話なのでかなり情勢は変わっているだろうが、ロシアの雰囲気や人間の理解に少しは役立ちそうだ。
役立ったからってなんになるのかわからないが。それを抜きにしても結構面白く、ほうほう、ふんふん、と読める。モスクワで電車に乗るとお年寄りには皆、必ず席を譲る。さらに、年寄りの方でも「どこか座らせてぇー！」と意思表示する。自分が降りる駅が近付くと前に立っている人に「次降りられます？」と伺い、降りないようなら席を立ち、降りるなら少し待っておく。こういったマナーが行き渡っている国だそうだ。
悪い所ばかり目につく（テレビ等）国だが、良い所もたくさんあるのだろうな。国と国との付き合いでは嫌な部分をあげ足とるみたいにつつきあうんだろうが、人と人になるとどの国も良い所は沢山あるのだろう。

国ってのは心強くもあり、やっかいなところもある、家族みたいなものだな。全然関係なさそうで、責任とらされるような事態におちいったりする。