4月4日の日記

2005年4月4日 生活
桜の咲く頃。
今のところ2分咲きくらいかなぁ。
桜のせい?であまり注目されてない(僕だけか?)、白木蓮が今が世と、咲き誇っている。奇麗だ。
白いのが白木蓮で、紫っぽいのは木蓮。白で小さいのもあるなと思えばそれは拳の花。
うららかだねぇ。春。ヨロれいヒィィィ〜!!

仕事の都合上、地元じゃあ通り抜けが有名な所や、昔の建物の庭なんかの桜のスポットをよく通るのだが、今年はのんびり花見に行く暇あるかな。おにぎりなんか持って。あと唐揚げ。

ああ、食い物の話になって思い出した!
今年はわらびはどうなってるんだ?
田舎に電話してみるか。でも食べ過ぎも体によくないんだよな。
でも、醤油フリークの僕がワラビに醤油と味の素とをかけるだけのシンプル料理を知ってしまい、それがまた滅茶苦茶うまいものだからはまってしまって…
そういやあ5月くらいって言ってたような気がするな。

今読んでいる司馬遼太郎さんの「街道をゆく5」の中でジンときたところがあった。
司馬さんがモンゴル人民共和国を旅したときのはなし。
司馬さんの泊まるゲル(テレビなんかでよく見る遊牧民の家)で、ストーブ用の燃料に草原では手に入りずらい薪を用意してくれていたり、司馬さん達少人数の宿泊客のためだけに電気を起こす係の人、料理係の人、いろいろな係の人がその宿泊のためだけに町からやってきていた。
なにもそれは、司馬さん達が特別な旅行客だからというのではなく、誰にでも当たり前にそうするのだそうだ。
司馬さんはそれを知って、
「わたしどもがこんなに少人数なのに、こんなに大人数の人にでてもらって悪いですね。」
とやや恐縮してしまうのだが、そのときの接待係のひとりの女性が
「旅客を接待するのは国家の仕事です。モンゴル人の美質は昔も今もお客好きなことです。」
司馬さん、
「しかし、どうも、赤字だな。」
彼女は言う、
「そんなアカジ、ちっぽけなもんじゃないですか、人類が戦争をしたりすることを思えば…」
と。
司馬さんはいう。なるほど、国家が戦争をしたりする大赤字を考えれば、外国からくる旅客を赤字でもてなしても、たかが知れてる。

いろいろなことを考えてしまうが、ひとことで言うなら、「すばらしい」な。
少なくともこんな人たちがいるところとは争いたくないなと思う。

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