1月24日の日記

2005年1月24日 生活
以前見にいった「ハンオチ(邦画)」の資料をたまたま見る機会があった。
あらすじなんかを読んでると、グゥッとくるものがあって弱った。
仕事中にも関わらずふとその世界へ行ってしまっていた。
僕も涙腺が弱ってきてるのか、それともやはり内容が泣かせる内容だからか、これでは世間に顔向けできない。恥ずかしい。
まんまとやつらにしてやられた。

炬燵に入って、ここのところ日課になってる「珍獣図鑑」のパラパラ読みをする。
ホシバナモグラ、こいつはなんでこんな鼻してるんだぁ?
すんごいなぁ!!へぇ〜!!ウマズラコウモリってまんまだな。馬顔だねぇ。
などとやや興奮ぎみにアホズラウメボシな時が過ぎていく。
なかでもテングハネジネズミなんてのはまったくわけのわからない不思議な珍獣だ。
見た感じも馬みたいなネズミみたいなリスみたいなお伽の世界の生き物だ。
実際は白亜紀ごろ、ウサギのご先祖様が誕生するあたりに同じ系列から別れたんじゃないかと考えられているそうで、ウサギの遠い親戚なのである。
猿と人間みたいなものかなと考えてみたり、思考は3000万年前を浮遊する。
今のところ一番のお気に入りはツチブタ。
だってこいつ、幸せそうな顔しているのだ、とろろ〜んってなアホズラ。
1目1科1属1種。生きた化石珍獣だ。

急な話だが、僕は春が好きになった。好きだ、ではなく、好きになった、である。
確かに、桜も咲くし、暖かくなるし、良い季節ではあるのだけれど格別なこだわりを持って、この季節が好きであった事はない。
しかし、去年の春に「わらび」の美味しさに目覚めてしまってから、もうそれだけが楽しみで楽しみで一人でウヒヒヒと笑ってしまうくらい楽しみになった。
結局、食べ物なのネと言われればそれまでであるけれど、それでいいのである。それでいけないのであれば知らないのである。
山から取ってきた「わらび」は僕の家に送られてくる。
そいつを熱湯にドバッと放り込み、炭酸をドバドバっと入れて一晩置く。
もうさめきったお湯からそいつを引っ張り出し、洗い、トントントンッと包丁で適当な大きさに切り、かつお節、味の素、醤油をかけて食す!!!
灰汁の抜けきったそいつはちょっとネバっとして、大地の地味豊かな味。
ちなみに僕の経験上、ポン酢なんかよりもストレートに醤油が良い。
しかし、美味い食い物は諸刃の剣とはよく言ったもので(誰が?)「わらび」にはビタミンDを破壊する成分が含まれている、とか、発ガン性物質が含まれており、日本人に胃ガンが多いのはワラビを食べる習慣があるからだとアメリカの方の偉い人が言ってるそうだ。
まあ、ちょっとなら良いでしょ?
アメリカの方の偉い人もちょっとくらいなら許してくれるでしょ?

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